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【動物図鑑 総監修 小菅正夫氏 コメント】

多くの魅力的な
動物たちと
いつまでもこの地球で
生き続けていくために

目の前に直径2mの地球儀があるとします。そのとき、世界一高い山エベレストの高さは、たったの1.4mmしかありません。また、もっとも深いマリアナ海溝の深さも、1.7mmにすぎません。まるで、地球の「しわ」ですね。このわずかな「しわ」のあいだに、たくさんの生き物がすんでいます。この地球では、地表の「しわ」や空気の流れ、海の流れによって、気候に変化があらわれ、雨の量のちがいによって、森林や草原、湿地などの環境ができています。赤道付近は暑く、南極は極めて寒い。砂漠では昼は暑く、夜は寒い。熱帯地域でも、ジャングルの中は意外とすずしい。地球という星では、「しわ」のあいだにあるさまざまな環境の中で、多くの動物種が長い時間をかけて進化を続けながら、けんめいに生きているのです。
さあ、図鑑GET!を開いてみましょう。この図鑑では、生物地理区を知るところから始まります。そして、動物の基本を学んだら、各大陸へ向かいます。まるで君達自身が地球を旅するかのように、さまざまな生き方をしている動物と出会いながら、動物たちが環境とどれほど密接なかかわりをもっているかについて調べていけます。ところどころに出てくるダーウィン博士のクイズも、この図鑑をしっかりと読んでいけば、かんたんに答えられるでしょう。最後まで読み終わった君達が、多くの魅力的な動物たちといつまでもこの地球で生き続けていくために、なにができるかを考え、そして実行してくれることを期待しています。

総監修 小菅正夫
(札幌市環境局参与円山動物園担当、北海道大学客員教授)

【恐竜図鑑 監修 小林快次氏 コメント】

恐竜研究は
まだ始まったばかり。
「新恐竜研究時代」を
始めよう!

写真提供:北海道大学 広報課

新しい技術やアイデアで、恐竜研究は日々進歩しています。恐竜の「血管」や「色」など、私が恐竜研究を始めた1990年代では知るのが不可能とされていたことが、わかるようになってきています。さらに、新しい恐竜化石の発見で、長年なぞとされていた「デイノケイルス」や「スピノサウルス」の全貌も明らかになっています。
そして、近年日本では考えられないような恐竜の全身骨格「カムイサウルス・ジャポニクス」が発見されました。もう恐竜研究は終わってしまったのでしょうか? もう研究はやりつくされてしまったのでしょうか? 答えは「NO!」です。この広い地球には、まだ無数の恐竜化石が地中にねむっています。もうすでに発見され、博物館などの研究施設に保管されている恐竜も、新しい技術によってよみがえるときを待っています。この図鑑をとおして、恐竜に興味をもったみんな。恐竜研究者を夢見ているみんな。恐竜研究はまだ始まったばかりです。みんなで「新恐竜研究時代」をスタートさせて、この図鑑をさらに新しいものにしていきましょう!

監修 小林快次
(北海道大学総合博物館教授)

【昆虫図鑑 総監修 丸山宗利氏 コメント】

昆虫は、こんなにも
多様でおもしろく、
そして
かけがえのない存在

昆虫の魅力はなんといっても、その多様性です。世界にいる生物種の半分以上は昆虫で、100万種以上が知られています。さらに、実際に存在する種数は500万種とも1000万種ともいわれています。そして多くの場合、種がことなれば、すがた形や生活のしかたもことなります。この地球上に、それだけいろいろな昆虫がいると想像すると、なんだかわくわくしませんか? この図鑑では、世界のさまざまな昆虫を紹介しています。もちろん、世界の昆虫のごくごく一部しか出ていませんが、いかに昆虫が多様でおもしろいかがわかってもらえるようにつくりました。また現在、人間の活動によって、世界の自然環境が急速に悪化しています。昆虫に関しては、身近なところでは、外来種の侵入、ネオニコチノイドなどの農薬、メガソーラーの開発などによって、多くの種が減りつつありますが、残念ながらあまり大きな関心をもたれていません。この図鑑を通じて、昆虫に興味をもち、昆虫もかけがえのない存在であることを知ってくれる人が増えればと願っています。

総監修 丸山宗利
(九州大学総合研究博物館准教授)

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